恒星

 

「どうせ誰もわかってはくれない」

ため息一つ 西日に溶けて

もたれかかった 薄い壁越し

聞こえる声は 幸せの色

 

幼き頃の自分の言葉で

がんじがらめになってるんでしょう

小さな腕で私を抱きしめたあなたの

温もりをどうか今は

 

忘れないでいて

あなたはあなたの光になれる唯一の人

優しくなくていい 今はあなたを

愛してほしい ただそれだけ

 

光って見えた未来なんてただの幻

行けども行けども果てし無き暗闇

いつかの自分が示した道標を

 

忘れてしまったら

あなたはその身を他の誰かに委ねるでしょう

悪いことじゃない でもひとつだけ

最後にあなたを導くのは

 

忘れないでいて

あなたはあなたの光になれる唯一の人

優しくなくていい 今はあなたを 

愛してほしい ただそれだけ

 

ただそれだけ