観覧車のある街で

この街に来られるのは

あと何回くらいのことだろう

あなたの前で笑えるのは

あと何回くらいのことだろう


これで最後かな

それはちょっと嫌だな

飽きるほど味わった景色なのに


見下ろした 夕日の街に

照らされた その横顔を

気づかれぬように 見つめていたい

この観覧車のある街で


そっと



この旅は いつ、いつまで

あなたと続けられるのでしょう

永久の誓いを立てたとて

いずれはどちらかが嘘つきになる


それなら私が

いや、だったら僕が

灯火が消える その日まで


悠久の時のようで

瞬刻(しゅんこく)なこの人生を

もしも願いが叶うのなら

あなたと共に生きてみたいのです

観覧車のある街で


ずっと…



この街に居られるのは

あと何回くらいのことだろう

あなたの前で笑えるのは

あと何回くらいのことだろう